代表者の挨拶

取締役 メテ レシャット キュプチュ
トルコは黒海に近い山間の町、Niksar(ニクサル)出身。
エーゲ海沿岸の Izmir(イズミル)に7年滞在後、2004年夏に来日。
趣味はトルコの家庭料理を作ること。


私がこの会社を始めた動機は単純です。日本に来たばかりの頃、なかなか私が食べたいものが見つからない、それなら自分で輸入をしよう。これだけです。
でも、これだけでは格好がつかないので、もう少し続けます。


トルコは聖書の時代より古くから歴史の表舞台にあり、多くの遺跡が物語るようにさまざまな文化が生まれ、発展してきた土地です。また、非常に親日な国でもあります。
しかし多くの日本の方は、あまりトルコを知りません。「トルコって何語を話してるの?」と聞かれることもしばしば。「トルコってどこにあるの?」といわれることもあります。
トルコについてどんなことを知っているか聞いてみると、「ケバブ」「トルコアイス」「イスタンブール」「サッカー」・・・。トルコとはまったく関係のない「トルコライス」と言われ面を食らったこともありました。


本当のトルコは、古くから積み重ねた文化があり、世界三大料理の一つトルコ料理を支える食材は、本来、豊かな大地にはぐくまれた、非常に高品質なものです。
しかし残念ながら現在、品質のよいものはあまり国外に輸出されておらず、それなりの品質で、安く、買いやすい価格のものばかりが輸出され、日本を含め、他国でのトルコ物産のイメージを作ってしまっているかもしれません。


でもトルコは、安かろう悪かろうの国ではありません。私は祖国トルコの品々のすばらしさを、縁あってきたここ日本で多くの方々に知っていただきたいと考えています。
私個人が食べたいと思う、品質がよく、信頼できる会社で生産された、おいしいものだけを扱う。
日々めまぐるしく変わる世の中ですが、今後もこの姿勢を変えずに、トルコの食を通じて日本のみなさまへ、トルコの魅力をお伝えできるよう、様々な出会いや出来事への感謝を忘れずに、運営していきたいと考えております。